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患者さまごとの歯科矯正
40代の歯科矯正

40代の内に歯科矯正をした方がよい理由 – デメリットや注意するポイントも解説

Date: 2024.10.11
この記事を読んでわかること
柏 英希
インビザラインDr.
柏 英希

40代で歯の矯正をする人の割合や、40代の内に歯科矯正をした方がいい理由を知ることができます。

また歯科矯正のメリットとデメリットや、矯正装置ごとの特徴・費用・治療期間などの比較もご紹介しています。

さらに記事の最後には、当院で実際に歯科矯正治療をした、40代の患者さまの症例を掲載しております。

ひと昔前までは「おじさん・おばさん」のイメージがを持たれがちだった40代。しかし今では、容姿も考え方も驚くほど若々しい方が増え、20代や30代よりも元気な40代は珍しくありません。

とはいえ、外見的にも20代・30代とは少し変わってくる年代であることは確かです。「年相応になったかな…」と感じることもあるため、40代は自身の容姿を気遣いし始める方が多いようです。

本記事は、40代の方に焦点を当てた歯科矯正のメリットやデメリット、矯正方法の選び方や医院選びのポイントなどを解説していきます。

目次

40代の歯科矯正は遅くないし恥ずかしくない

40歳を過ぎての歯科矯正は「遅い」や「恥ずかしい」と考える方は多いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。詳しくは次章で触れますが、歯科矯正する人は年々増えています。もちろん40代も例外ではありません。

現代の平均寿命は、男女ともに80歳を超えています。現在40歳の方ならば、今まで生きた年数以上の人生が続く可能性が高いことになります。

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日本人の平均寿命

多くの人は齢を重ねるに連れて歯ぐきの健康状態が悪くなります。歯並びの矯正を検討されている40代の方は、今の内に始めないと治療自体ができなくなってしまうかもしれません。

年齢に関わらず、歯科矯正を希望される方の多くは審美面を目的とされます。ですが、実は噛み合わせの改善により、歯の寿命を延ばす効果も期待できます。

今よりもっと若く見られるためにも、お年を召されたときに自分の歯でものを食べるためにも、ご興味のある方は、ぜひお早めに歯科矯正を検討してみてください。

インビザラインDr.
柏先生

実際に当院で矯正治療をされた40代の患者さまからは、「もっと早くやっておけばよかった」というお声をたくさんいただきます。

ちなみに、当院で矯正治療をした患者さまの最高齢は64歳。歯の健康さえ保てていれば、歯科矯正に年齢制限はありません。

40代で歯科矯正する人の割合は?

下記は年代別の歯科矯正患者数の推移です。

厚生労働省が2017年(平成29年)と2020年(令和2年)に発表した「患者調査」を元に、当社が独自にグラフ化しました。

〇歯科矯正の年代別患者数の推移(2017年・2020年)

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2017年~2020年の歯科矯正患者数の推移におけるPoint
  • 全年代:7,200人 → 15,600人(217%増)
  • 40代:900人 → 1,100人(122%増)
インビザラインDr.
柏先生

若年層と比べると40代の伸び率は低めですが、年々着実に増えている傾向にあるようです。

続いて全年代の初診数の推移を見てみましょう。参考資料は上記と同様、厚生労働省の「患者調査」です。

〇1日あたりの歯科矯正・初診患者数の推移(2017年・2020年)

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2017年~2020年の歯科矯正初診患者数の推移におけるPoint
  • 総数:800人 → 2,900人(363%増)
  • 男性:300人 → 500人(167%増)
  • 女性:500人 → 2,400人(480%増)
インビザラインDr.
柏先生

性別を問わず、歯科矯正を始める方が増加傾向にあるのが分かります。特に女性の伸び率は480%と、爆発的と言っても過言ではありません。

用語解説

患者調査
厚生労働省が主体となって3年に1度実施される、医療施設を利用する患者についてその傷病の状況などの実態を明らかにする目的で行われる調査。

2020年~2022年頃まで、歯科矯正する患者さまは増加の一途をたどりました。理由はcovid-19(新型コロナウイルス感染症)の蔓延によりマスクの着用が日常化し、口もとを隠す生活が当たり前になったからです。

本記事で参考にした厚生労働省の統計は2017年と2020年のものなので、次回の調査ではより多くの患者数増加が報告されるかもしれません。

「歯科矯正でほうれい線が濃くなる」は本当?

40歳の声を聞けば、気になるのはお顔の皺。もしかすると「歯科矯正するとほうれい線が濃くなる」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

結論から言うと、歯科矯正で抜歯をするとほうれい線が濃くなるケースがあります。しかし非抜歯の場合、この限りではありません。

インビザラインDr.
柏先生

少なくとも当院の患者さまからは、「歯並びの矯正をしたらほうれい線が濃くなった」と言われたことはありません。

また、当院では基本的に抜歯は行いません。もちろん必要な例もありますが、100件中10件ほどと極少数。健康な歯はできるだけ残しておきたいものです。

「歯科矯正をしてこれ以上ほうれい線が濃くなったら…」と、治療を敬遠してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

抜歯の要不要は、患者さまの症例やドクターの判断によって異なります。もし気になる方は、矯正医にご相談されることをお勧めします。

それぞれ詳しくご紹介していきます。

経済的な余裕が出てくる年代なため

国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によれば、20代の平均年収が約330万円30代が約445万円であることに対して、40代はさらに多い506万円。年齢と共に経済的な余裕が出てきていることが分かります。

若い頃は衣食住だけで暮らしに余裕が無かった方も、30代~40代になると自由に使えるお金が増え、歯の矯正費用を捻出することが現実的になるでしょう。

〇年代別の平均年収

歯科矯正は決して安くありません。部分矯正で20万円~75万円、全顎矯正で70万円~150万円ほどの費用がかかります。

用語解説

部分矯正
部分的に歯の矯正を行う方法
全顎矯正
すべての歯を矯正する方法

いくら収入が増えたからとはいえ、全額を一括で支払うことは難しいと思いますが、歯科矯正は基本的に「デンタルローン」と呼ばれる分割払いが可能となっています。

中には対応されていない医院さんもあるかもしれませんので、治療を検討されている方は、ご相談の際に詳しくお話を聞いてみるとよいでしょう。

下記は、当院の治療費表になります。歯の矯正は自由診療のため費用は医院さまごとに異なりますので、ご参考程度にご覧ください。

症状の難度治療範囲月額費用総額治療期間
軽度上の前歯6本まで5,400円~369,000円~1年
軽度上下の前歯12本まで10,000円~726,000円~1年
中等度上下すべての歯を移動する必要がある場合13,000円~946,000円1年6カ月~2年
重度上下すべての歯を移動する必要があり、抜歯が必要な場合14,500円~1,056,000円2~3年
当院の矯正プラン費用例、価格はすべて税込です。
※ 表は横スクロールできます。

仕事やプライベートで人と会うことが増えるため

働き盛りである40代は、仕事面で人と会うことが増える年代です。業務の中心を任されるようになると、企業同士の社交場に出向いたり、接待などに駆り出される機会が多くなります。

また40代は、プライベートでも人と会う機会も意外と多い年代。例えば、ご自身の同窓会や子供が通う学校のイベントなどがそれに当たります。

人と会う機会が増えることと歯科矯正の関係は、「他人に与える印象」の一言に尽きます。

2019年に株式会社be-kingが発表した「人の印象に関する意識調査」において、実に71%の人が他人の第一印象を「顔」で判断しているという統計結果が出ています。

以下は歯並びに関係する統計の抜粋し、グラフ化したものです。

〇好感が持てる口もとの調査結果

〇好感が持てない口元の調査結果

「好感が持てる口もと」の第1位は「キレイな歯並び(42.7%)」という結果に。一方で「好感が持てない口もと」は、3位に「歯並びが悪い(23.9%)」がランクインしています。

つまり、好感が持てる口もとを手に入れるためには「歯科矯正」と「ホワイトニング」を行うのが理想的と言えそうです。


同窓会は節目に行われることが多い催しです。40代の場合、下記のようなタイミングで声がかかることが考えられます。

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40代で同窓会が開かれるタイミング
  • 40歳:40歳の節目
  • 45歳:中学校の卒業から30年目の節目
  • 48歳:高校卒業から30年目の節目

20代・30代にも同じことが言えますが、同窓会は50歳以上になると集まりが悪くなってしまう傾向にあるようです。

また、親が参加する学校行事としては以下のようなものがあります。

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親が参加する学校行事
  • 入学式
  • 卒業式
  • 保護者会
  • PTA活動
  • 個人面談
  • 運動会
  • 学芸会

子供が学校に通い始めると、行事や会合などにより人と会う機会が増えることが分かります。また、学校行事ではありませんが、いわゆる「ママ友」さんも子供が成長する過程で知り合う人たちです。

対人関係において印象がよいに越したことはありません。歯並びをキレイにすることは、他人との良好な関係づくりにひと役買ってくれることでしょう。


インビザラインDr.
柏先生

初対面であれ再会であれ「出会い」に関しては、清潔感の有無が異性の魅力を集める重要な要素となります。

イベントを迎えるその前に歯科矯正をすることで、きっと人との出会いを前向きに考えられるようになることでしょう。

初診Web予約はこちら

ご相談は無料です

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年齢と共に口内の健康が損なわれてしまうため

結論としては、「歯周病などにより口内の健康が失われ、歯科矯正ができなくなってしまう前に治療することをお勧めします」と言うことになります。

身体の健康と同様に、歯や歯ぐきの健康も年齢と共に損なわれていきます。年齢による明確な境があるわけではありませんが、40代~50代の場合、半数以上の人に喪失歯が見られるようです。

下記は、永久歯が無い人の年代別グラフです。

〇年代別の喪失歯の状況

参考資料に従って年代を区分しているため、明確に「〇〇代」に当てはめることができませんが、歳を重ねるにつれて喪失歯の割合が多くなることが分かります。

1本でも歯を失うと間違いなく歯科矯正ができないわけではありませんが、喪失歯の場所や本数によっては、治療が難しいケースがあります。

〇6mm以上の歯周ポケットがある人の割合

上記は、6mm以上の歯周ポケットがある人の割合です。「重度の歯周病を有する人の割合」と読み替えていただいても構いません。

歯周ポケットは3mm~4mmが軽度、4mm~5mmが中度、6mm以上は重度です。重度の歯周病を患っている場合、症状を悪化させたり歯が抜けてしまう恐れがあったりするので、歯科矯正ができなくなってしまいます。

グラフの通り、40代の方は10人にひとりが重度の歯周病であるという統計があります。そして、50代・60代と歯周病は進行していく傾向があります。

歯科矯正に年齢制限はありませんが、お口の中が健康で無いと治療自体が難しいと言わざるを得ません。

明確な年齢の区分ではありませんが、50代の方よりは40代の方の方が、口内の健康を維持できている人の割合が多いと言えます。

治療が受けられなくなるその前に、ぜひ歯科矯正をご検討ください。

インビザラインDr.
柏先生

40代の方に歯科矯正をお勧めする理由はご理解いただけましたでしょうか?

下記の2つは「40代の方に」ではなく「全年代の方に」当てはまるものですが、特に40代~50代の方に知ってほしい歯科矯正のメリットです。

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40代~50代の方に知ってほしい歯科矯正のメリット
  • 体調不良の改善につながる
  • 食べ物の消化吸収がよくなる

耳をふさぎたくなる話かもしれませんが、一般的に40代~50代は「更年期」に差し掛かり、身体的な不調を訴えやすくなる時期です。その症状は多岐にわたりますが、「更年期」の一言で済まされてしまう可能性があります。

しかし、歯科矯正で噛み合わせが整うことにより、体調不良や消化不良などは改善できる可能性があります。

詳細は下記に掲載してありますので、ぜひご一読ください。

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40代の歯科矯正で特に注意するポイント

他の年代、特に若年層と比べて40代の歯科矯正で気をつけるポイントは以下の通りです。

歯や顎の骨が固いため、痛みが強く治療期間が長い可能性がある

子供の歯科矯正と比べ、40代で歯並びの治療をすると痛みが強い傾向があります。

というよりも、「40代の歯科矯正が特に痛い」ではなく、「子供の歯科矯正は痛みが少ない」が正しいニュアンスです。

幼い頃は顎骨の代謝が活発で歯が動きやすいため、大人になってからの歯科矯正よりも痛みが少ないとされています。また同じ理由で、子供の方が治療期間も短い傾向にあります。

口の中の健康が損なわれているため口内疾患を発症するリスクが高くなる

本記事内で「50代以降になると今よりも口内の健康状態が悪くなり、歯科矯正できなくなる可能性がある」と説明しましたが、40代ですでに口内の健康状態が悪い方は少なくありません。

重度の歯周病を患っていたり喪失歯の本数が多かったりすると、矯正治療自体ができない可能性があります。

また、治療ができたとしても「歯肉退縮」、「歯根吸収」、「ブラックトライアングル」などのリスクが、若い方よりも高くなる傾向があります。

「歯肉退縮」、「歯根吸収」、「ブラックトライアングル」については、本記事内の「全年代に当てはまる歯科矯正のデメリット|歯肉退縮や歯根吸収、ブラックトライアングルのリスクがある」で詳しく触れていますので、下記をご参照ください。

歯肉退縮や歯根吸収、ブラックトライアングルのリスクがある >>

上述した3つの口内疾患は、治療中もしくは治療後に発覚するケースが多いため、事前の精密検査や矯正医の判断が非常に重要となります。

歯科矯正を検討している40代の方で、お口の中の健康状態に自信が持てない方は、治療前に医師とよく相談されることをお勧めいたします。

インビザラインDr.
柏先生

齢を重ねるに連れて歯が動きづらくなってきたり、歯周病のリスクが高まったりしますので、いずれにしても40代で矯正をご検討の方は、お早めのご相談をお勧めいたします。

全年代に当てはまる歯科矯正のメリット

40代で歯科矯正をした方がよい理由と、特筆するべき注意点があることについては、お分かりいただけたと思います。

本章では、40代を含めてどの年代にも当てはまる歯科矯正のメリットをご紹介いたします。

口もとのコンプレックスが解消される

「歯並びがでこぼこしていて気になる」や「出っ歯が目立って嫌」など、患者さまによってそのお悩みはさまざまです。

矯正治療を希望される方のほとんどは、口もとの審美的な改善を目的として来院されます。治療完了後はもちろんですが、治療途中の段階で歯並びがよくなっていることを実感された患者さまからも、お喜びの言葉を頂戴することは珍しくありません。

「自信を持って笑えるようになった」や「人と接するのが楽しくなった」など、うれしいお言葉を頂戴することがあり、特に20歳以上の方からは「もっと早くやっておけばよかった」というお声をいただきます。

2020年にブランディングテクノロジー株式会社が公表した調査データによると、「自分の歯並びはどれくらい気になりますか?」という質問に対して、次のような統計が出ています。

Q:「自分の歯並びはどれくらい気になりますか?に対する」20代~30代男性の回答

Q:「自分の歯並びはどれくらい気になりますか?に対する」40代以上の男性の回答

Q:「自分の歯並びはどれくらい気になりますか?に対する」20代~30代女性の回答

Q:「自分の歯並びはどれくらい気になりますか?に対する」40代以上の女性の回答

グラフ内の「気になるから歯科矯正を検討中」と「気になるけど今のままでいい」が、口もとにコンプレックスを抱える人の数と捉えてよいでしょう。

治療を済ませた人と治療を検討している人の割合は、20代~30代の方が多いという統計です。しかし、自身の口元が気になる人の割合は、20代~30代も40代以上も大差ないことが分かります。

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口もとにコンプレックスを抱えている人の割合
  • 20代~30代の男性:61.1%
  • 40代以上の男性:約60%
  • 20代~30代の女性:74.3%
  • 40代以上の女性:70.4%
インビザラインDr.
柏先生

歯並びの矯正は高額で治療期間も長いため、尻込みしてしまう気持ちは非常によくわかります。

しかし歯科矯正には多くのメリットがあり、「人生が変わった」とさえ仰る人もいます。

歯科矯正の専門医としては、ぜひ「気になるけど今のままでいい」と考える方の多くが「気になるから矯正治療を検討中」にシフトしてくださることを願うばかりです。

歯磨きがしやすくなるため虫歯や歯周病の予防につながる

歯科矯正の役割は見た目をよくするだけではありません。虫歯や歯周病の予防にも効果があります。

虫歯と歯科矯正の関係

虫歯の原因は3つあります。ひとつはミュータンス菌、もうひとつは糖質、最後に歯の質です。歯の質は個人差があるので割愛しますが、いわば「虫歯になりやすい人」のことです。

ミュースタン菌は大きさが1/1000mmほどの細菌で、いわゆる「虫歯菌」のこと。食べ物に含まれる糖質と結びつくことで「デキストラン」という物質を作り出します。これが歯垢(プラーク)です。

口内のプラークを取り除かずに放っておくと、内部でさらに菌が増殖して酸を発生させます。この酸が歯を溶かすことが虫歯です。

噛み合わせが悪かったり歯が不揃いだったりすると、歯ブラシが届きづらい箇所が出てきます。ここに食べカスが溜まると菌が増殖して酸を作り、結果として虫歯になってしまうということです。

整った歯並びはブラッシングがしやすく磨き残しが少なくなるため、結果として虫歯の予防につながります。

歯周病と歯科矯正の関係

歯周病は口内が細菌に感染することで引き起こされるもので、重症化すると歯を支える骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。原因は虫歯と同様に細菌が主ですが、噛み合わせが悪いと歯周病の症状を促進させてしまう可能性があります。

それが「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」。歯に加わる力によって、歯を支える歯茎や骨が損傷を受ける疾患のことです。

噛み合わせが悪いと、歯の余計なところに強い力がかかってしまいます。過剰な噛み合わせの力は歯を支える組織を壊してしまう要因となるため、結果として歯周病を促進させてしまうという訳です。

口内に菌が繁殖する理由は、やはり食べカスなどのプラークによるもの。しっかりとした歯磨きができるようになることで、歯科矯正は歯周病予防にもつながるという訳です。

インビザラインDr.
柏先生

歯科矯正による歯磨きの改善は、上述した虫歯と歯周病予防以外に、口臭予防効果も期待できます。

噛み合わせが整うため体調不良の改善につながる

「悪い噛み合わせは体のあらゆる箇所に不調をきたす」という話を耳にしたことがありませんか?

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噛み合わせが悪いことで起こる体の不調
  • 顎関節症
  • 肩こり
  • 偏頭痛
  • 鼻炎
  • 扁桃炎

よく耳にするのは、やはり「顎関節症」でしょうか。噛み合わせの異常や無意識に歯を噛み合わせてしまう「ブラキシズム」により、顎部分の関節が痛んだり、大きく口を開けることができなかったりする症状です。

肩こりや偏頭痛の原因のひとつは、噛み合わせの悪さが体にゆがみを生じさせることです。筋肉に余計な負荷がかかってしまったり、血流が悪くなったりしてしまうために起こります。

鼻炎や扁桃炎は「出っ歯」や「受け口」の人に多く見られる症状です。唇が閉めづらい「口唇閉鎖(こうしんへいさ)」、俗称「ポカン口」になってしまい、口呼吸になってしまうことが要因のひとつとして数えられています。

悪い噛み合わせは、口の中だけでなく全身に影響をおよぼします。もちろん体調不良のすべてが解決するわけではありませんが、効果を期待できる実例と根拠があることは確かです。

咀嚼機能の向上により食べ物の消化吸収がよくなる

歯科矯正をすると、歯の噛み合わせ部分が均一に接触するようになるため、食べ物を咀嚼する機能が向上します。口の中で食べ物を十分に細かくすることができるようになるため、胃腸にかかる負担を軽減することが可能です。

反対に、十分に咀嚼がされないまま食べ物が胃に運ばれてしまうと、不快感や胃もたれ、お腹が張ったように感じる腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)などの症状を引き起こす恐れがあります。

インビザラインDr.
柏先生

体調不良や消化不良など、いわゆる「更年期」の症状は、噛み合わせを整えることで改善する症状と一致するものが多くあります。

歯科矯正の目的は審美面だけではありませんので、もし体の不調にお悩みの方は、一度ご検討されてみてもよいかもしれません。

全年代に当てはまる歯科矯正のデメリット

次に、歯科矯正のデメリットについて解説します。

インビザラインDr.
柏先生

先に申し上げると、「治療中の痛み」、「虫歯・歯周病のリスク」、「矯正装置が目立つ」に関しては、当院で取り扱っている「インビザライン」で矯正治療を行う場合、さほど心配しなくても問題ありません。

詳しくは後述しますが、インビザラインは「痛くない、目立たない、取り外せる」という利点がある矯正方法だからです。

治療期間中は痛みを伴う

歯科矯正は歯に負荷をかけて少しずつ移動させるため、どうしても痛みが発生します。

ワイヤーを使った矯正方法の場合、締め付けられるような痛みを覚えるケースが珍しくありません。また、ワイヤーによって口内を傷つけてしまい、口内炎による痛みを発症することもあります。

一方インビザラインの場合、痛みはワイヤー矯正よりも少ないと言えます。どちらかと言うと、痛みというよりは歯をマウスピースで覆われているため「圧迫感・違和感」を感じる方が多いようです。

矯正装置痛み
インビザライン
(マウスピース矯正)
ほとんど痛まない
ワイヤー矯正
(表側)
締め付けるような痛みあり
ワイヤー矯正
(表側・審美)
締め付けるような痛みあり
ワイヤー矯正
(裏側)

締め付けるような痛みあり
ワイヤー矯正
(ハーフリンガル)
締め付けるような痛みあり
インビザラインDr.
柏先生

私自身ワイヤー矯正で歯並びの治療をした経験がありますが、期間中の痛みには辟易とした覚えがあります。

治療中は虫歯や歯周病になりやすい

歯に凹凸のある矯正装置を着けていると、食べかすなどが溜まりやすく歯磨きがしづらいため、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。ただし、これはワイヤー矯正の場合です。

インビザライン(マウスピース矯正)の場合、矯正装置を自分で取り外すことが可能なため、通常通りの歯磨きをすることができます。

矯正装置取り外し取り外すタイミング1日の装着時間
インビザライン
(マウスピース矯正)

自分で取り外しが
可能
食事時
歯磨き時
アライナー洗浄時
20~22時間
ワイヤー矯正
(表側)
自分での取り外しは
不可
なし24時間
ワイヤー矯正
(表側・審美)
自分での取り外しは
不可
なし24時間
ワイヤー矯正
(裏側)

自分での取り外しは
不可
なし24時間
ワイヤー矯正
(ハーフリンガル)
自分での取り外しは
不可
なし24時間
横スクロールできます →

注意したいポイントは、「虫歯になると矯正治療を中止しなければいけない可能性がある」という点です。

虫歯の進行具合や度合いにもよりますが、軽度の場合を除き、原則として歯科矯正と虫歯治療は同時に行うことができません。

どちらを優先するかは医師と相談して決めることになりますが、大抵の場合は虫歯治療を優先します。

虫歯の痛みを我慢して歯の矯正を優先することは現実的でありませんし、虫歯により脆くなった歯が、矯正力による移動に耐えられない可能性があるためです。

虫歯の治療を優先して歯科矯正をストップする場合、当然ですが歯科矯正の治療期間は延長せざるを得なくなります。これはインビザラインも同様です。

歯科矯正の治療期間中は、平時よりも口腔内のケアを徹底して行うようにしましょう。

インビザラインDr.
柏先生

虫歯菌は「糖質」が大好物です。また、お口の中が酸性に傾くと虫歯になりやすくなります。

矯正方法がインビザラインであっても、砂糖などの甘いものや炭酸飲料の過剰摂取には十分気をつけてください。

口もとの矯正装置が目立つ

歯科矯正は「歯に金属の器具を付けて歯並びをきれいにする」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

歯科矯正の方法はいくつかあって、上述したものは「表側ワイヤー矯正」と呼ばれるもの。下記に、代表的な歯科矯正の方法を5つご紹介します。

矯正方法見た目
インビザライン
(マウスピース矯正)
目立たない
ワイヤー矯正
(表側・金属)
金属が目立つ
ワイヤー矯正
(表側・審美)
金属のワイヤー矯正(表側)ほどは目立たないが、歯科矯正していることは分かってしまう
ワイヤー矯正
(裏側・金属)
目立たない
ワイヤー矯正
(ハーフリンガル)
金属のワイヤー矯正(表側)ほどは目立たないが、ふとした時に歯科矯正していることは分かってしまう

最も目立たないのはワイヤー矯正(裏側)です。口を開けた際に近距離で上から覗き込まれない限り、バレることはあまり無いでしょう。

インビザラインも目立ちませんが、やはり近い距離で歯を見られると分かってしまいます。

どの矯正方法を選んでも、歯を矯正していることが周囲にバレる可能性は0ではありませんが、できるだけ目立たない方法を希望される方は、ワイヤー矯正(裏側)かインビザラインを選ばれるとよいでしょう。

インビザラインDr.
柏先生

ワイヤー矯正(裏側)は、5つの中で最も高額で、かつ治療できない症例が多い矯正方法です。

何を重要視するかによって、どの矯正装置を選ぶかが変わってきますので、よく吟味されることをお勧めします。

矯正の費用が高額

歯の矯正は決して安くありません。部分矯正で25万円~75万円、全顎矯正で60万円~150万円ほどの費用がかかります。

幅がある理由は、患者さまごとの症状や治療に要する期間、矯正装置の種類や抜歯の有無などにより変動するためです。かつ自由診療なので保険が使えないことが多く、医院ごとにも料金が変わります。

用語解説

部分矯正
部分的に歯の矯正を行う方法
全顎矯正
すべての歯を矯正する方法

ご参考までに、矯正方法ごとの費用目安は以下の通りです。

矯正装置部分矯正全顎矯正
インビザライン
(マウスピース矯正)

30~60万円80~100万円
ワイヤー矯正
(表側・金属)

20~60万円70~90万円
ワイヤー矯正
(表側・審美)

25~65万円80~100万円
ワイヤー矯正
(裏側・金属)

40~75万円90~150万円
ワイヤー矯正
(ハーフリンガル)

30~70万円80~130万円
インビザラインGo
25~60万円治療不可
格安マウスピース矯正
20~60万円治療不可
あくまでも目安の金額です。
インビザラインDr.
柏先生

透明なマウスピースを使って歯並びを矯正する方法は、実はインビザラインだけではありません。

価格が驚くほど安いマウスピース型矯正装置などもありますが、中にはクオリティを疑わざるを得ないものもあります。

例えば、矯正治療中の患者さまがいるにも関わらず会社が倒産してしまい、関係者が逮捕された事例さえあるのです。

費用だけに捉われず、矯正方法も治療院も、十分に吟味されることをお勧めいたします。

歯肉退縮や歯根吸収のリスクがある

歯科矯正の代表的なリスクに「歯肉退縮(しにくたいしゅく)、「歯根吸収(しこんきゅうしゅう)」、「ブラックトライアングル」があります。

歯肉退縮

歯の周りの歯肉(歯ぐき)が減り、本来ならば歯ぐきで隠れいているはずの歯根が露出してしまった状態です。

歯科矯正により歯肉退縮になってしまう、または症状が進行してしまう場合、歯を移動させるために無理な矯正力をかけ過ぎてしまうことが原因です。

予防法としては、歯ぐきの健康を保つことです。正しいブラッシングを心がけたり、タンパク質やビタミンCを積極的に摂取する、血流をよくするために適度な運動をするなどが挙げられます。

また、やせ細ってしまった歯ぐきを自然に復活させる方法はありません。重症ともなれば歯肉移植や組織再生療法が必要となります。

歯根吸収

歯の根っこ部分が溶けて無くなったり、短くなったりしてしまった状態を指します。

歯科矯正は、歯が傾いたり戻ったりを繰り返す「ジグリング」によって歯を移動させます。矯正する力が強すぎたり、治療期間が長かったりすると歯根吸収が促進され、歯根が無くなったり短くなったりしてしまいます。

歯根吸収は予防も治療も難しいため、歯科矯正を始める初期段階のレントゲンなどによる矯正医の判断が重要となります。

ブラックトライアングル

歯と歯の間、そして歯ぐきの間に三角形のすき間ができてしまう状態を指します。発生するケースの多くは、下の前歯部分となります。

主な原因は歯ぐきが下がってしまうこと。加齢や歯周病などにより起こることもありますが、歯科矯正治療によってブラックトライアングルができてしまうこともあります。

理由は2つあります。

ひとつは歯科矯正により歯ぐきの腫れが引くためです。歯並びが悪いときは、歯磨きで十分にプラークを落としきれず、常に歯ぐきが炎症していることがあります。

歯科矯正をして歯並びがよくなると、歯に付いた汚れが落としやすくなり、歯ぐきが健康的に引き締まります。すると、引き締まった分だけ歯ぐきのボリュームが無くなり、結果として歯ぐきが下がってブラックトライアングルができてしまうというわけです。

もうひとつは、歯槽骨(しそうこつ)が不十分な箇所に歯を移動させるためです。

特に叢生などの不揃いな歯並びに多い例ですが、歯が重なって生えている部分には、十分な歯槽骨が無いことがあります。

歯並びを整えるためには、歯槽骨が少ない部分にも歯を移動させなければいけないことがあり、結果として歯ぐきが下がってブラックトライアングルができてしまいます。

用語解説

歯槽骨
歯の根が収まる顎骨の穴を構成する骨のこと

矯正方法ごとの比較 – 特徴・費用・治療期間

続いては矯正方法ごとにそれぞれの特徴や費用、治療期間を比較していきます。

当院はインビザライン矯正の専門医院なので、推奨する矯正方法はインビザラインになりますが、「何故インビザラインがお勧めなのか?」という理由をご理解いただけると思います。

矯正方法見た目痛み費用症例による治療の可・不可治療期間1日の装着時間取り外し方法歯磨き虫歯のリスク会話通院頻度金属アレルギー
部分矯正全顎矯正部分矯正全顎矯正
インビザライン
(マウスピース矯正)

目立ちにくいほとんど痛まない30~60万円80~100万円ほとんどの症例が治療可能3カ月~1年1~3年20~22時間自分で取り外しが可能装置を取り外して通常の歯磨きが可能低い違和感なし1~3カ月に1度アレルギーなし
ワイヤー矯正
(表側・金属)

金属が目立つ締め付けるような痛みあり20~60万円70~90万円ほとんどの症例が治療可能3カ月~1年1~3年24時間自分での取り外しは不可専用の歯ブラシが必要高い多少の違和感を覚える1カ月に1度アレルギーあり
ワイヤー矯正
(表側・審美)

金属ほどでは無いが目立つ締め付けるような痛みあり25~65万円80~100万円ほとんどの症例が治療可能3カ月~1年1~3年24時間自分での取り外しは不可専用の歯ブラシが必要高い多少の違和感を覚える1カ月に1度アレルギーなし
ワイヤー矯正
(裏側)

目立ちにくい締め付けるような痛みあり40~75万円90~150万円対応できない症例がある3カ月~1年1~3年24時間自分での取り外しは不可専用の歯ブラシが必要高い違和感が強い1カ月に1度アレルギーあり
ワイヤー矯正
(ハーフリンガル)
下の歯のみ金属が目立つ締め付けるような痛みあり30~70万円80~130万円対応できない症例がある3カ月~1年1~3年24時間自分での取り外しは不可専用の歯ブラシが必要高い多少の違和感を覚える1カ月に1度アレルギーあり
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あえてインビザラインが劣っている箇所を挙げるとすれば、費用の部分でしょうか。上記5つの中では、ワイヤー矯正(表側)が最安値となっています。

よく「インビザラインは治療できる症例に限りがある」という話を聞きますが、全くの誤解です。基本的にワイヤー矯正で治療可能な症例は、インビザラインでも対応が可能です。

インビザラインDr.
柏先生

「インビザラインは治療できる症例に限りがある」説が出回った背景には、ドクターのクリンチェック(治療計画)に不足があるためと考えられます。

インビザラインにおいて、クリンチェックは生命線です。この良し悪しで治療の成功・失敗が決まると言っても過言ではありません。

歯科矯正経験の乏しいドクターが精度の低いクリンチェックを作成し、治療に失敗してしまうから、「インビザラインは治療できる症例に限りがある」などの誤った話が出回ってしまったのです。

当院でどのようにクリンチェックを行っているかは、それぞれの医院サイトをご参照ください。

クリンチェック|市川駅前矯正歯科 >>

クリンチェック|dental health care 矯正歯科 浦和 >>

歯科矯正の専門医が推奨する「インビザライン」

インビザラインは、1997年にアメリカの「アライン・テクノロジー社」によって開発された歯科矯正装置です。透明なマウスピース型の器具を用いるため、従来のワイヤー矯正のように口もとが目立つことはありません。その上、痛みが少ないことも特筆すべきメリットのひとつです。

2002年に「インビザライン・ジャパン株式会社 (Invisalign Japan, Inc.)」が設立され、2006年にインビザラインの正式販売が始まりました。現在では、世界120カ国以上で1,400万人に選ばれる、世界シェアNo.01のマウスピース矯正となっています。

今では、歯科矯正の方法にインビザライン以外を選ぶ理由が無くなってきたと言っても過言ではありません。

当院のインビザライン治療については、下記ページに詳細を掲載してあります。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

インビザライン矯正|市川駅前矯正歯科 >>

インビザライン矯正|dental health care 矯正歯科 浦和

当院で歯科矯正をした40代の患者さまの症例

最後に、当院で歯並びの矯正治療をした40代の方の症例をご紹介します。

  • 症状

    叢生 / 八重歯 / 出っ歯・上顎前突

    • 年代:41歳
    • 性別:女性
    • 抜歯:なし
    • 期間:2年5カ月
    • 費用:99万円

    治療前

    治療後

    治療過程の簡易画像

    3Dシミュレーション

  • 症状

    叢生 / 八重歯

    • 年代:47歳
    • 性別:女性
    • 抜歯:なし
    • 期間:2年2カ月
    • 費用:88万円

    治療前

    治療後

    治療過程の簡易画像

    3Dシミュレーション

  • 症状

    叢生 / 受け口・反対咬合・下顎前突

    • 年代:44歳
    • 性別:女性
    • 抜歯:なし
    • 期間:0年11カ月
    • 費用:88万円

    治療前

    治療後

    治療過程の簡易画像

    3Dシミュレーション

  • 症状

    叢生 / 出っ歯・上顎前突

    • 年代:46歳
    • 性別:女性
    • 抜歯:なし
    • 期間:1年3カ月
    • 費用:88万円

    治療前

    治療後

    治療過程の簡易画像

    3Dシミュレーション

  • 当社が運営する各医院のサイトには、上記でご紹介した治療例を含め100件を超える治療例を掲載しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。

    症状と治療例|市川駅前矯正歯科 >>

    症状と治療例|dental health care 矯正歯科 浦和 >>

    この記事のまとめ

    柏 英希
    インビザラインDr.
    柏 英希
    • 40代で歯科矯正することは遅くない
    • 40代で歯科矯正治療を受ける人は増えている
    • 40代で歯科矯正をした方がよい理由は多い >>詳細はこちら
    • 40代の歯科矯正で注意する点は、「痛みが強い可能性がある」、「治療期間が長引く可能性がある」、「口内が不健康で治療できない可能性がある」の3つ
    • 治療を受ける年齢に関わらず、歯科矯正にはメリットとデメリットがある
    • 矯正方法はインビザラインがお勧め

    現在40代で歯科矯正をご検討中の方は、できるだけ早めに矯正治療を受けられることをお勧めいたします。

    当院は千葉県市川市と埼玉県さいたま市にございますので、お近くの方はどうぞお気軽にご相談ください。

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    ご相談は無料です

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