古谷さん、そのお悩み解決させてください!私がガイドを作りました!
私自身インビザライン治療の専門医院で多くの経験と実績を積んできたので、多くの方が治療前に抱く疑問や不安を理解しています。
そこで、この記事を書くことにしました。
この記事は、インビザライン治療を始める前に知っておきたい様々な説明詰め込んだ『インビザライン治療を受けるための方の完全攻略ガイド』になります。
より詳しく知りたい事項の場合には、各専門記事へアクセスできるようにしてあります!
ぜひこれからインビザライン治療をする方のお力になれれば嬉しいです。
ぜひ、参考になさってください!
Contents
①インビザライン治療の治療例を覗いてみよう
インビザライン治療を受けるのであれば、先に治療を体験した人の感想や意見に耳を傾けておいた方が良いです。
- 矯正開始までに1ヶ月半かかり、すぐに始められるわけではない
- 食べるたびに入念な歯磨きが必要なので、間食が減り結果的に痩せた
- 事前に医師が歯の動きや治療期間を明確に示してくれる
- 矯正のルールを守れば歯並びや噛み合わせが完璧に治る
インビザライン矯正治療を受けた人の中には、「イメージと違うことが多くてびっくりした!」という人もいらっしゃるので、事前に治療例を見ておくことは非常に意味があります。
体験した人目線でインビザライン治療の大まかな全体図を理解することができる、貴重な手段です。
本当です!これを読むまで知らないことがたくさんありました!
治療をする医院によって異なる部分もありますが、治療の流れやインビザライン矯正自体のコンセプトは同じです。
医師では思いつかない観点から『矯正中の具体的な出来事』や『印象に残ったこと』を綴った治療例にご興味がある場合は、ぜひ以下の記事をご覧ください!
②インビザライン治療の失敗例を確認しておこう
万が一に備えて、ここではインビザライン治療の失敗例を確認しておきましょう。
これからインビザライン矯正をしようと考えている皆さんですので、インビザライン治療では失敗するケースがあることを理解しておきましょう。
- 矯正前より歯並び・噛み合わせが悪い
- 治療完了後うまく奥歯が噛み合わない
- 治療から一定期間離脱してマウスピースがはまらなくなった
インビザライン矯正は、勿論医師の注意を守り適切な矯正を行えば失敗する確率は極めて低いのですが、稀に失敗してしまうケースも見受けられます。
実は、経験の少ない医師が作成した治療計画ですと、歯に余計な負担がかかってしまったりイメージ通りに最後仕上がらなかったりする可能性もあります。
ベテランの先生じゃないと危ないってことですか?
必ずしもそういうわけではありません。
しかし、インビザライン矯正で失敗する場合の多くは患者さん自身が気をつけることで防げるものが多いので、ぜひ治療前に失敗のリスクを理解し気をつけながら治療していただきたいです。
インビザライン矯正の失敗についてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
③インビザライン治療はどのくらい痛いのかを知ろう
『矯正治療=痛い』というイメージがあると思いますが、インビザライン治療は従来のワイヤー矯正とは異なる治療方法ですので強い痛みの心配はほとんどありません。
しかし、違和感や多少の痛みが出る可能性は十分にあります。
- ワイヤー矯正ほど強い痛みが出る可能性は極めて低い
- 新しいアライナーに交換する際に痛みや圧迫感を感じる場合あり
- 患者自身の配慮次第では痛みを事前に防げる
インビザライン矯正はワイヤー矯正ほどの強い痛みが出る可能性は極めて低く、当院で治療された多くの人は少しの痛みや違和感を感じる程度です。
それは、インビザライン治療はおよそ10日ごとに患者さんが自分でアライナー(マウスピース)を交換し、歯を段階的に少しずつ動かしていく治療方法であるためです。
1枚のマウスピースが動かせる歯の距離は0.25mmなので、アライナーを自分で交換する度に0.25mmずつ動かしているということです。
そのため、矯正治療自体による痛みはほとんどなく、痛みが出るのはそれ以外の理由が原因となっていることが多いです。
痛みの原因を詳しく知りたい方や対処法が気になる方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
④インビザライン治療の効果はどれくらいあるのか知ろう
ここでは、インビザライン治療にはどれだけの効果があるのかをお伝えします。
ここでの治療の効果とは期間に治療が完了する上に、イメージ通りの歯並びや噛み合わせを手に入れることとします。
- 治療効果を初期段階で感じることは難しい
- 基本的な矯正ルールを守ることが効率的な治療に繋がる
- さらに効率的に効果を出したい人にはオプションあり
はっきり申し上げますと、インビザライン矯正は最終的な段階でしか治療効果を感じていだけない場合もあります!
インビザライン矯正はマウスピースで少しずつ段階的に歯を動かしていく矯正方法なので、途中の段階では思うような歯並び・噛み合わせとはかけ離れた状態になる可能性もあります。
しかし、途中で効果を実感することよりも矯正治療完了後に綺麗な歯並びで歯がしっかり噛み合うことが大切なんです。
特にインビザライン矯正は微調整が得意な矯正方法なので、矯正治療の最終的な段階で歯をうまく微調節して仕上げていくので最後にピタリと噛み合うことも多いんですよ。
インビザライン治療の効果についてさらに詳しく見ておきたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
⑤インビザライン治療の費用を確認しておこう
ここでは、多くの人が治療を敬遠してしまう理由の一つである『インビザライン治療の費用』についてご紹介します。
「いくらかかるの?」と気になる人が多いと思うので、ぜひしっかりチェックして色々な選択肢があることを理解しておきましょう!
- インビザライン治療に保険が適用されるケースはかなり限定される
- 結果的に安く治療できる制度(医療費控除・高額医療費制度など)がある
- 費用は全体矯正で90万円前後、部分矯正で60万円前後
- 分割払い(デンタルローン・多目的ローン・クレジットカード・医院の分割払い)が可能
矯正治療は他の歯科治療とは異なり、多くの場合が自由診療の範囲で保険の適用外で治療費用が高額になってしまいます。
お金に余裕がある場合は問題ありませんが、『矯正=費用が高額』という理由で治療に踏み出せない人が多くいらっしゃいます。
実際に治療が高額になってしまうことは事実ですが、一度に支払わなくて良い分割払いも可能なんですよ。
また、結果的にお金が返ってくる制度もあるので、うまく利用すればなるべく安く治療できる可能性もあります。
費用に関しては知っておくと知らないのでは矯正治療へのハードルがかなり違ってくると思いますので、ぜひ以下の記事をご覧になってください。
⑥インビザラインの治療期間を知っておこう
ここでは、費用と同様多くの人が気になっている『インビザラインの治療期間』についてお伝えします。
大体の治療期間を知っておけば、どのタイミングで歯科矯正医院に相談に行けば良いのか検討がつきますよね。
- 平均治療期間は全体矯正で2年〜2年半、部分矯正で1年未満
- 矯正期間中に口内トラブルを併発すると治療期間延長の可能性
- 導入している機材によってマウスピース作成にかかる時間が異なる
インビザライン矯正の大きな強みは、治療開始前にマウスピースを作成する時点で治療期間が決まることです。
その理由はマウスピースの枚数と治療期間が比例するためです。
そういうことかあ〜!マウスピースがたくさん必要な人は期間が長いってことですね。
そうです!『全体矯正』と『部分矯正』では、マウスピースの枚数が異なるので治療期間が異なるのです。
ルール通りに矯正を行えば大きな口内トラブルが起こらないとは思いますが、万が一トラブルがあった場合やルール通りに矯正を行わなかった場合には治療期間が延長してしまうことがあります。
治療開始の時期に悩んでいる方やインビザライン治療の期間についてより詳しく見ておきたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
⑦インビザライン治療で抜歯が必要な症例を知ろう
ここでは、インビザライン治療で抜歯が必要な症例をみなさんにご紹介します。
昔はインビザライン治療で抜歯を伴う治療ができませんでしたが、近年は技術の進歩によってインビザライン治療でも抜歯を伴う矯正治療が可能になりました。
- スペースを作るには抜歯・IPR・奥歯の後方移動・歯列の側方拡大など
- 抜歯はなるべく避けたいがどうしてもスペースが足りない場合には必要
- 『重度の八重歯・乱杭歯』の治療では抜歯が必要なケースが多い
『抜歯』は歯並びや噛み合わせを治療する際にスペースを作り出すのに非常に有益な方法ではありますが、なるべくならば避けたい方法です。
それは将来的な虫歯や歯周病の可能性を考慮した場合、なるべく健康な歯が多く残っていた方が良いからです。
そのため矯正治療ではIPR・奥歯の後方移動・歯列の側方拡大などで歯列にスペースを作ることを基本としていますが、それでも歯を動かすためのスペースが足りない場合には抜歯が必要になります。
どんな歯並びの人が抜歯する傾向が強いんでしょうか?
特に『重度の八重歯・乱杭歯』の場合は、歯列でのスペース不足が著しいので抜歯が必要になる場合が多く見られます。
むやみに抜歯を勧めてくる歯科医院もあるそうなので、患者さん自身も歯科医師に抜歯の必要性をしっかり確認する必要があることを忘れないでくださいね。
このインビザライン矯正での抜歯についてより詳しく知りたい場合には、以下の記事をご覧になってください。
⑧インビザラインで部分矯正を行う際の基礎知識を知っておこう
ここでは、インビザラインで部分矯正を行う場合の基礎知識をご紹介します。
多くの人が『部分矯正』について少し勘違いをしている傾向があるので、この部分はぜひ確認しておいてください。
- 治療できるのは軽度な八重歯・叢生・空隙・ねじれのみ
- 抜歯が必要な場合は全体矯正しなければならない
- 部分矯正を希望する人の多くは全体矯正が必要という事実がある
「部分矯正をしたいんですけど・・・」とおっしゃって相談にいらしてくださる患者様が大変多いのですが、実はそのほとんどが部分矯正では対応できない症例なんです。
『部分矯正』は『全体矯正』よりも期間が短く費用もかからないのですが、対応できる症例がかなり限られているのが現状です。
『軽度な八重歯・叢生・空隙・ねじれ』のみしか対応できず、一部分だけ治したいと思っている患者さんでも実際のところお口の中を拝見させていただくと歯列全体の問題だったりするわけです。
そうなんですよ。
医院でその事実を知らされがっかりしてしまう患者さんをたくさん見てきたので、ぜひ矯正治療を検討している皆様には部分矯正で治療できる症例が限られるということを頭に入れておいていただきたいのです。
以下の記事で、インビザライン治療の部分矯正について詳しく解説しているのでぜひご覧になってください。
⑨インビザライン治療のお悩み別でまとめた症例を見ておこう
ここでは、インビザライン治療のお悩み別でまとめた症例をご紹介します!
出っ歯と八重歯はインビザライン単独で治療ができますが、出っ歯の場合はインビザライン単独で治療できない症例もあります。
出っ歯や八重歯の方でインビザライン治療を検討されている方は、まずは自分の症例がインビザライン治療単独で対応できるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
- 出っ歯の治療症例
- 八重歯の治療症例
実際の症例の傾向を掴むことで、自分が治療をする場合のイメージが湧きやすくなりますよ。
ぜひご覧ください。
インビザラインで出っ歯を治療した症例
出っ歯には種類がありそれぞれ原因が異なるため、その原因次第ではインビザライン単独で治療できない場合もあります。
- インビザライン単独で治療できる出っ歯(上顎前突)には条件がある
- 治療可能なのは『歯槽性の上顎前突(出っ歯)』と『軽度の骨格性上顎前突(出っ歯)』
- 出っ歯以外にも併発している問題がある場合、治療ができない可能性がある
『出っ歯』と一言で言っても、インビザラインで治療できる種類なのかどうかが問題になります。
実際この判断は患者さんご自身でされることは極めて困難であり、歯科医院でのレントゲン撮影などを含めて総合的な診察が必要になります。
インビザライン治療のみで治療できない場合には、『外科手術』や『ヘッドギア』を用いた治療が必要になるのでインビザラインほど手軽には始められないかと思います。
そのため出っ歯を矯正しようと検討されている方には、事前に出っ歯には種類がありインビザラインで治療ができないかもしれないということを頭に入れておいて欲しいのです。
詳しくは以下の記事で説明していますので、ぜひ参考になさってください!
インビザラインで八重歯を治療した症例
日本では可愛らしいイメージがある八重歯ですが、実は歯周病や虫歯になりやすいリスクもあるので矯正した方が良い症例でもあるんです。
- 八重歯は『全体矯正』と『部分矯正』どちらも対応している
- 八重歯が原因で出っ歯気味になっている場合は合わせて治療可能
- 重度の八重歯の場合は抜歯が必要になる場合がある
当院には八重歯を治療したいという患者さんが多くご来院くださり、実際にインビザラインで治療をした実績が多くあります。
八重歯は『部分矯正』でも対応できるのですが、『部分矯正』で対応できる症例は軽度な症例のみなので実際は『全体矯正』で治療される方が多いです。
八重歯があることで歯が重なって生えている部分ができてしまうので、そこにプラークがたまり虫歯や歯周病になってしまうリスクがあります。
でも八重歯って一見あまり悪い印象もないし、わざわざ歯医者に行ってお金と時間と手間をかけて治療するほどじゃないって感じちゃうんですよね〜
だからこそ日常生活に大きな支障をきたすことなく八重歯治療できるインビザライン治療がおすすめなんです。
八重歯にお悩みでインビザライン治療と八重歯についてさらに理解を深めておきたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください!
⑩改めてインビザラインのメリット・デメリットを確認しておこう
最後に、インビザライン治療のメリットとデメリットを整理しておきましょう。
- ワイヤー矯正とは異なり、治療中の日常生活への制限がほとんどない
- 治療計画作成の時点で期間・費用・歯の動きを確認できる
- トラブルなくマウスピースを装着していれば、無事に治療が完了する
- 通院の手間が少ない分、自己管理を徹底して矯正を進めなくてはならない
- 医師や医院によって治療の質に差が出る
- 飲食の際は取り外しが必須で、装着前に入念な歯磨きが必要
実際、インビザライン治療にはメリットもあればデメリットもあります。
しかし、患者さんがルール通りに矯正を行えば、高い確率で期間内に治療が完了するのが非常に魅力的ですね。
治療期間中でも日常生活に大きな支障がないこともかなり大きなメリットです。
インビザラインの良いところと悪いところはわかったけど、他の矯正方法とも比較したいな〜。
現在この記事をご覧になっている方にはインビザライン矯正を前向きに検討されている方が多いと思いますが、古谷さんのようにワイヤー矯正も視野に入れている方もいらっしゃると思います。
以下の記事ではインビザラインとワイヤー矯正のメリット・デメリットを比較した表がご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
『インビザライン治療を受ける方のための完全攻略ガイド』をご覧いただき、いかがでしたか?
ご自身が気になる部分については各記事へアクセスすれば、より細かな情報が得られることかと思います!
それでは、この記事についてまとめます。
- インビザライン治療では事前に知っておくと知らないではかなり治療の質や満足度に差が出る
- インビザライン治療は全ての症例に対応しているわけではない
- インビザライン治療はルールを守らなければ失敗する可能性がある
- 費用に関しては事前に知っておくことで、治療へのハードルが下がる
- 『部分矯正』が適用できる症例は極めて少なく、大半のケースで『全体矯正』が必要
この記事をきっかけに一人でも多くの方がインビザライン治療へ踏み出していただけることを願っています。
当院ではインビザライン治療に関する様々な相談や質問をオンラインでも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
インビザライン治療のガイド本ってないの?
必要な情報が全部一気に見られたら良いのに・・・細々ネットで調べるの疲れるんですよね・・・